集大成将棋(あんちっく) 斬新で面白い変則将棋!

集大成将棋は古将棋&現代将棋&海外将棋&変則将棋の集大成!!斬新で面白い変則将棋です。(あんちっく)

ニュース

「集大成将棋」の大会開催についての考察

●持ち時間
 参考に「子供将棋大会」を観戦した事があるのですが、
 持ち時間:20分
 秒読み:10秒
 (持ち時間0になったら1手10秒以内に指さないといけない)
 というものでした。
  ↓
 「集大成将棋」の場合は、
 未知の局面が頻出し、
 「本将棋」よりも難しいゲームなので、
 持ち時間:30分
 秒読み:15秒
 ぐらいが妥当かなぁと考えています。
 (気楽に指す事をお薦めしますが、
 勝利にこだわると、かなり奥深いゲームとなります♪)

●棋譜
 駒の呼び名はそのままです。
 カードの効果で動きは変わっても、
 呼び名は変わりません。
 「先手 1一桂成らず」
 とかです。
 ドローの場合は、
 「先手 ドロー 「カード名」 有効/無効」
 のように読み上げます。
 (これは簡単ですね♪V(^^))

●「集大成将棋」初段レベル
 大会参加にふさわしいレベルですが、
 「本将棋」の初段ではなく、
 「集大成将棋」としての初段くらいが
 欲しいかなぁと感じています。
  ↓
 「集大成将棋」初段とは
 ①自分が参加する大会について、
  「カード」をほぼ把握できている。
 ②「カード」の傾向もまとめており、
  自分なりの理論を持っている。
  (例)金は動きが変わらない場合が多い
 ③ドローのタイミングについて、
  自論を持っている。
  (例)膠着時にドローし打開を狙う。
    (自分に不都合なカードは「無効」を選択。)
  (例)長手詰めを喰らった場合、
    ラストドローを最後ではないタイミングで引くと
    逆転しやすい場合もある。(高等テクニック)
  ↓
 ちなみに、初期配置が「本将棋」なので、
 「本将棋」の実力も色濃く反映されるという意見があります。
 また、カードを引くので
 運に大きく左右されると考えるかもしれませんが、
 8種類の駒のうち1種類が変更されるだけであり、
 読む力も十分に有効です。
 (そもそも1手損のドローをする隙を与えなければ良いのです♪) 
 (まぁ「歩」の動きが変わった場合は、大きく局面が変わりますが…(^^;))
 そんな訳で「本将棋」の力もある程度重要だったりします♪(^^)

和漢三才図会と二中記の紹介

■「和漢三才図会(わかんさんさいずえ)」(1712年)
「集大成将棋」の駒の表記方法ですが、
「和漢三才図会」を”参考”にしています。

厳密には、
「矢印移動」:=を→へ
「射程移動」:●のまま
「進めないマス」:△を○へ
に変更しています。
(△は最近まで○だと思っていました。
原文では非常に小さく書かれており、
読み間違えていました。(^^;))

なお、「和漢三才図会」の中将棋の記述は、
インターネット上では、
近代デジタルライブラリーの
「和漢三才図会. 上之巻」
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/898160
のコマ番号472-473/718にて
確認する事が出来ます。(拡大して見れます♪)
ちなみに、「和漢三才図会」は江戸時代の百科事典なので、
将棋以外にも色々載っています。
(中将棋の隣は双六ですね♪(^^))

■「二中歴(にちゅうれき)」(鎌倉時代末期)
将棋に関する記述は、
「和漢三才図会」以前の書物にもあるのですが、
以下のような漢文で説明されています。
( )はあんちっくが適当に訳しました。
 ↓
将棊 棊一作騎
玉将八方得自在(玉将は8方向に自在に行ける)
金将不行下二目(金将は下2マスは行けない)(左右対称なら斜め2マス?)
銀将不行左右下(銀将は左右下に行けない)
桂馬前角超一目(桂馬は斜め前の1マス超えたところへ行ける)
香車先方任意行(香車は前方に好きなように進める)
歩兵一方不他行(歩兵は一方向以外へ進めない)(どの方向だよ!)
入敵三目皆成金(敵陣3マスに入ったら皆金になる)(玉将は?)
敵玉一将則為勝(敵玉を1つにすれば勝ち?1つ取れば勝ち?)
 ↓
このように、
非常に分かりにくかったので、
「集大成将棋」のベースは、
図があって分かりやすい「和漢三才図会」となりました。

ちなみにwikipedia「将棋類の駒の一覧」の情報も重宝しています♪\(^^;)

どうして「変則将棋」が好きなの?

好き嫌いもあるんだけども、
まだ誰も歩いた事のない
未踏の地を突き進むような
心地よさがそこにあるんだなぁ~♪(^^)
スキー場でスノーパウダーの上を
滑るような感覚に似てるかもしれません。
一度味わうとなかなかやめられない感じです♪(^皿^)

そんな訳で
新説と新雪(スノーパウダー)を
ひっかけてみました~
お後がよろしいようで…m(_ _)m

祝☆昇段!\(^^)/

「集大成将棋プレゼントクイズ」公開しました♪
チャレンジしてみてね♪\(^U^)

その他、将棋関連という事で宣伝になりますが、
「リンク」→「あんちっく」→「おまけ」と進んだところに、
[3]「小京版鬼殺し&対策(あんちっく検証)」(友人も協力!)
[2]「3三将棋の必勝法(あんちっく検証)」
が公開されているので、
ご興味のある方は見てね♪(^^)

「集大成将棋」「カード将棋」のプレイ動画製作予定など♪\(^O^)/

「集大成将棋」「カード将棋」の宣伝方法を模索中で、
次は「YouTube」「ニコニコ動画」にプレイ動画を
載せていく予定です♪d(^^)
最初は説明を主目的とした動画の予定ですが、
2回目以降は、真剣勝負の動画になるかもです♪(^皿^)
(動画編集技術が未熟なので、
どこまでやれるか心配ですが。\(^^;))
(なお、「集大成将棋」「カード将棋」の動画を作りたいという方は、
こちらの宣伝にもなるようならば、ドンドン製作してOKです♪
「こんな真剣勝負になった!」「こんな面白い勝負になった!」など
ドンドン製作してくださいませ♪m(_ _)m)

また、「集大成将棋」のプレゼントクイズも検討中です♪
「集大成将棋」関連の超難問クイズ3問ほど出題し、
掲示板で最も早く全問正解した情熱のある方に、
1個プレゼントします♪(^^)
ただし、問題は、かなりの将棋マニアでないと無理で、
一般のクイズ研究会レベルでは太刀打ちも出来ない
超難問にする予定です♪
(^^;)<はっきり言って買った方が早いです♪、
ただし、掲示板なので、前の人の解答を参考にしていけば、
もしかしたら、全問正解にたどり着けるかもしれません!?  

最後に、「掲示板」についてですが、
気軽に書き込んでもらってOKです♪(^^)
●「集大成将棋」の商品について詳しく知りたい!
●「集大成将棋」の開発経緯について詳しく知りたい!
●「集大成将棋」を実際にやってみた感想、要望。
などもOKですので、
「記事:【その他】」にバンバン書いちゃってください。d(^^)

それでは、来年もよろしくお願いいたします!m(_ _)m

「オセロ将棋」の元祖ルール

「オセロ将棋」について、
発案者である八王子将棋クラブ:八木下征男様と
お話する機会があり、
そこで、以下の事実が分かりましたので、
ご紹介したいと思います♪(^^)
 ↓
<「オセロ将棋」の遍歴>
①八王子将棋クラブ:八木下征男様が発案。
 (1987年3月11日「週刊将棋新聞」で公開)
②名前、基本アイデアは同じのまま、
 変化を加えたものが次々と誕生。
③現在主流のルール(Wikipedia記載内容)を
 「集大成将棋」にて採用。 
 (このため、「集大成将棋」のカード説明では、
 「八木下征男創始」という言葉になっております。) 

<「オセロ将棋」(現在主流のルール)>
インターネット上幾つかのサイトで確認し、
現在では、だいたい以下のルールとなっています。
 ↓
①移動した駒で挟んだ敵駒を必ず「オセロ」する。
 (少数派で「オセロ」の発動有無の選択権がある
 とするルールも存在する。)
②「オセロ」では、180°回転し、
 敵駒を味方駒にできます。(二歩注意!)
③敵の「玉」を「オセロ」すると勝利です。

<「オセロ将棋」(元祖ルール)>
部分的にかなり異なったルールだったようです。
(この頃は「オセロ」するという言葉はありませんでしたが、
比較説明のため使用します。)
 ↓
①移動&打った駒で挟んだ敵駒を必ず「オセロ」する。
②「オセロ」では、180°回転し、
 敵駒を味方駒にでき、
 さらに、禁手にならなければ、
 ひっくり返ります。(二歩等の禁手は起きないルール)
 例えば、
 敵駒「歩」→味方駒「と」
 敵駒「と」→味方駒「歩」
 です。
 ただし「金」だけは裏がないので、
 ひっくり返りません。
 敵駒「金」→味方駒「金」になります。
③「玉」が含まれている列は、「オセロ」出来ません。
④「玉」が詰む形でも、「オセロ」で粘れるならば、
 勝負は継続します。

「集大成将棋」黒カードになってしまったぁ~(^^;)

元々「集大成将棋」ですが、
縁起が良さそうなので、
試作品までは裏面は赤色のカードだったのですが、
ボンヤリと透けて見える事が分かり、
最終品では裏面は黒色のカードになりました。
色々と試したのですが、
カードが透ける事への対策は、
黒色が一番効果的みたいです。(^^;)

「玉(ぎょく)」とは何ぞやについて。

「王様」の記事を書いた所で、
実際の駒には「玉(ぎょく)」と書いてあるじゃんという疑問が生まれると思うので、
これについて、解説しますが、諸説を全て網羅すると、異常に長くなるので、
「あんちっく説」とします。信憑性も低いものとして解釈してください。
なお、お恥ずかしながら、「あんちっく」は、
「王(正式な王様)」「玉(ニセモノの王様)」と解釈し、
「将棋とはニセモノの王様によるクーデターだ!」と勘違いしてた頃があります。(^^;)

「あんちっく説の玉(ぎょく)の由来」(時系列での説明)
(1)将棋が海外から伝来。この頃は「王(おう)」であり、戦争ゲームでした。
(2)戦国時代末期に、国が荒れてしまい、みんな戦争を連想させるゲームを嫌がります。
  ここで、仏教の五宝などより、「玉(ぎょく)」「金」「銀」「桂」「香」が採用されます。
  つまり、金銀やお香と言った、お宝の名前に変更されるのです。
  ちなみに「歩兵」はそのまま。「飛車」「角行」はゲームスピード改善で後付けされました。
(3)判別しやすいなどの理由から、「玉(ぎょく)」「王(おう)」が各1枚ずつになる。
  しかし、正式には「玉(ぎょく)」が正しいので、棋譜の読み上げでは「王」も「ぎょく」と呼ぶ。
  ただし、「王手」は古い言葉なのか「おうて」のままである。
以上が「あんちっく説」です。

ちなみに上記の話は、日本の「古将棋」特有の話であり、
「海外将棋」「近代将棋」などでは、やはり「王様」の概念となります。
そのため、「集大成将棋」のルール説明などでは、「王(おう)」で統一してます。
この辺は、ご了承お願いいたします。m(_ _)m

「集大成将棋って、王様取るんだ!」に対する説明

「本将棋(日本将棋、将棋)」と違って、
「集大成将棋」では「詰み」の概念がなく、
「王様を取る」事が出来ます。
このルールについては礼儀上、非常に悩みました。

考案者「あんちっく」としては、
本将棋における「詰み」の状態でカードをドロー(ラストドロー)し、
状況が打開できない場合は、「投了」を宣言する事をお薦めいたします。

ちなみに、何故、「王様を取る」ルールになってしまったかと言うと、
(1)カードの存在により「詰み」の概念がない
(2)小将棋、中将棋などでは、「太子」という2枚目の王様として機能する駒が存在し、
 「王様を取る」ルールが実際に存在していた。
という理由になります。
なお、小将棋、中将棋などで「王様を取る」時は、
礼儀として、「失礼します。」と言うのがマナーであり、
やはり王様は別格というのが分かります。
「集大成将棋」でも取り入れてくださると幸いです。(^^)

ちなみに、「小将棋」の「太子」は後奈良天皇により廃止され、駒の再利用ルールも追加され、
「本将棋」へと発展します。
天皇にとって、「王様を取る」ルールが不吉と考えたからかもしれません。
(もしくは、長時間将棋で遊ぶ部下に怒ったからかもしれません。)
この辺は、諸説あります。(^^;)

不変の王の存在

「集大成将棋」にて、
「王」のカードを作らなかった理由の1つでもありますが、
「王」の動きは、
● ● ●
● 王 ●
● ● ●
が、何故かほとんどの将棋で採用されています。
例外の方が少ないくらいです。

まぁ、理由は分からないんですが…(^^;)

集大成将棋の誕生について

今から約17年前の大学生の頃、
大学図書館にて
「和漢三才図会(わかんさんさいずえ)」で紹介されていた
「中将棋」の駒の動きを見て、
こんな将棋が過去に存在したのかと
感銘を受けたのを覚えています。(^^)

実際に遊んでみたいと思ったのですが、
駒の多さと盤の大きさに
あきらめてしまいました。

そして5年ほど前、
会社に出かける直前に閃いたのが、
「将棋の駒と盤を、そのまま利用する。」
という「集大成将棋」です!(^^)
当初は、
 (1)「王」の動きも変化する。
 (2)「駒の表」「駒の裏」を区別する。
 (3)「味方駒」「敵駒」を区別する。
など、非常に複雑なものでしたが、
考案者ですら記憶の限界に陥り、(^^;)
簡略化を進め、現在の形となりました。(^^)