『召喚将棋』プレイレポート(2018年12月15日)
著:元天王裸
■召喚将棋簡易説明
図のような初期配置で先手は最初に4枚、
後手は5枚の持ち駒を駒袋から引いて
持ち駒に加えた状態からスタートします。
この後は一手指した後に駒袋から1枚駒を引く流れを
先手後手共に繰り返して対局が進みます。
また一手指す際は、自分の駒を動かしたり
相手の駒を取って自分の駒にするのは本将棋と同じですが、
持ち駒を打つ際には駒の右上に書かれた▲の数だけ
相手の駒袋に自分の持ち駒を送らなければならない
というルールがあります。
そのため先に強い駒を引けば勝てるというわけでもなく、
駒を打つ際のコストを確保するために
持ち駒を多めに持っておくなどの戦略が必要となります。
(持ち駒を増やす行動として、
パスした際に駒を1枚追加で引けるルールや
盤上の自分の駒を自分の持ち駒に戻せるルールもあります)
■1局目
序盤から先手(元天王裸・下)が後手(友人・上)に追い込まれる展開。
先手の王将が左端まで追い詰められてしまいます。
しかしここで後手の持ち駒が足りなくなり、
後手が持ち駒を増やすためにパス。
そこですかさず先手が反撃、
王手や詰めろを駆使して
そのまま後手を詰める展開になりました。
■2局目
先手後手入れ替えて対局。
先手(友人・上)は前局で駒切れを起こした反省をいかし
初手からパスを選択して持ち駒を増やします。
後手(元天王裸・下)はその隙をついて攻めたかったのですが、
持ち駒の種類が悪くこちらも初手パスを選択。
その後対局が進み2枚目の画像ですが、
召喚コスト不足で先手の王手を後手が防御できません!
コスト不足で攻撃が止まるのは意識していましたが、
合い駒する駒を打つためにも召喚コスト用に
持ち駒を多めに持っていないといけないのを失念していました。
詰むほどではないですが一瞬肝を冷やす展開。
その後先手が一手詰みを見逃していたために勝てたのですが、
終盤まで押し込まれる展開となっていました。危なかった……。
召喚将棋は初手から王手がかけられるので
序盤から白熱した戦いが展開されます。
そのため一つの見落としで一気に勝負がついたりもしますが、
運の要素もある新型将棋なので負けたら運が悪かったとあきらめて、
本将棋にはない駒の動きなどを純粋に楽しむ遊び方がオススメです。